「天使のあんな状態は初めてです。
　このまま二度と目覚めないということも、
　場合によってはありえるかもしれません。」
「それこそイレギュラーな事態よ。目覚めるわ。
　いつか目覚めて、ただ寝すぎただけという結果にかわる・・・」


「そのときの彼女は、どの彼女なんだ？」


椎名って結構しゃべってるイメージあるんだけど・・・・



「これは相当重要な問題だってことだよ！」




何百人という天使の分身が一気に天使と同化するため、
元々の天使が目覚める確立はおよそ1%
天使が今目覚めないのは、その同化した天使の中で
元々の天使の意識と分身の意識が戦っているから。




「データをすべて消してログインパスワードを変え、
　すべての能力を封じる、ということか。
　だがそれは、一時しのぎでしかない。」



「ならば、マシンごと破壊してしまえばいい。」
「マシンはコンピューター室の備品としていくらでも代わりはあるの。
　ソフトも同様。」



「ありゃあ？今日の皆さんは頭よさそうですよ。
　悪いものでも食べましたか？」




果たして、神は誰に味方するのか？


散々神なんかいらない、神に抗う、と決めていたゆりが
「神は誰に味方するのか」って言ってもなぁ・・・
ちょっと矛盾している気がするけど・・・・













音無やっぱりまだ死んでなかったか・・・














出口は塞がり、外との連絡もとれない。




音無は、内臓をやられていた。



「みんな、聞いてくれ。
　トンネルは前も後ろも土砂で塞がってる。
　携帯もつながらない。外との連絡はとれない。
　ここからは一心同体、
　一人だけ助かろうなんてことは考えないでほしい。
　食料と水を集めて、平等に分け合おう！」






出口ないこと知っててなんでこんなこと考えるんだろうね・・・
人間、追い詰められると自分のことしか考えられなくなるっていうけど、怖いね・・・




「な、なんだよリーダー様。俺を拘束でもしようってのかよ。
　好きにしろよ！どうせもう誰も助からねぇんだからな！
　な？！みんなもわかってるんだろ？！」
「そんなことはない。助かる。」
「綺麗ごとだ！」
「今、そのこが大切な水を！」


「大丈夫だ。今のは、俺の分だ。
　
　もう俺は、今後一切飲まないから。
　
　だから安心してくれ。」
「大丈夫だ。俺の分を二人で分けていこう。」


絶望的な状態でこんなこと言える音無偉すぎるだろ・・・
私だったら絶対納得できないと思う。







内臓をかばっているあたり、
音無にも相当負担がかかってるんだな・・・・




あの日から、俺は何をがんばってきたんだ。
あいつに、初音に生きる意味を教えられて、それで・・・
また人の命を、目の前で失って
何も変わっちゃいない。
俺は無力なままじゃないか。
あのときから、何も変わっちゃいないじゃないか。


一人脱落。

多分音無が二番目に酷い傷を負ってるような・・





一週間が経過。
しかし、助けは全然来ない。


そこで音無は、あることを考える。








「こうしておけば、自分の命がもし尽きても
　それでも、この命が人のために使われる・・・
　生きてきた意味が作れるんだ。」







「なぁ、やっぱお前はすげぇよ。
　音無、見ろよ。あれだけ絶望してた連中が、誰かに希望を託そうとしてる・・・
　お前が、みんなの人生を救ったんだぜ・・・」



そして、そのとき、助けがくるが音無は・・・


死んだ・・・のかな・・・？
やっぱり昏睡状態としか思えない自分がいる。


keyだからやっぱり生き返るとか期待しちゃうんだよなぁ・・・
だーまえならやりかねないしな。


この放送がおわったあと、いろんなところで感想をみたりしたんですけど
一番目に付いたのは

「なんでみんなドナーカード持ってるんだよｗ」

という意見。

そういう奴はよく見ろ。


健康保険証の裏面らしいぞ。


でも俺の保険証の裏にはかいてなかったんだぜ／（＾０＾）＼
保険証によって違うみたいだね。

あとは
「保険証って持ち歩くものなの？ｗ」

学生はどうか知らんが、身分証明として
何かあったときのために、社会人が持ち歩くのは常識じゃないかなぁと思う。


もうひとつ
「日本国内なのに、
　一週間も救出遅れないだろｗ」

こういう事故は、中の被害者たちの安全が確認されるまで
下手に救出作業ができないらしい。
もし、救出しようとして穴をあけたりしたら
逆に中がつぶれてしまう可能性があるんだとか。

※参考

平成８年（１９９６年）

〔豊浜トンネル岩盤崩落事故〕

★平成８年２月１０日午前８時１０分頃、
　北海道余市町豊浜町と古平町沖町の境にある
　国道２２９号線の豊浜トンネル（全長1086m）の
　古平町側入口から約40mほど余市側に入って地点に、
　真上の岩山から岩盤が崩落し、通行中の路線バス１台、
　乗用車１台を直撃し､押しつぶした。
　この事故で､
　路線バス１９人全員と乗用車を運転していた１人の２０人が死亡した。
　崩落した岩盤は高さ10m縦横5ｍほどの岩盤が覆いかぶさり､
　総重量は推定5万トンに及んだ。

★岩盤の除去および救助活動は困難を極め､
　発破作業を事故翌日の11日から14日まで計4回実施して､
　ようやくトンネル上の岩盤を取り除いた。
　しかしトンネル内では､車体の上に大きな岩が5つ載っており､
　それを除去するための作業を要し､16日に乗用車から1人の遺体を発見し､
　バス乗客19人についてもよく17日に全員の死亡を確認した。






「壮絶な戦いだった。」
「壮絶？」




「あなたと約束した私が目覚めたのは、
　奇跡ってこと。」




「なぁ、俺、全部思い出したよ。死んだときのこと。」



「センター試験の会場に向かう途中、
　列車の事故に巻き込まれてさ。
　俺、医者になりたかったんだ。
　誰かのためになりたい。
　ありがとうって言ってもらえるように生きたいって。」




「でもさ、
　
　俺は最期に

この身体をドナー登録で残せたんだ。
　
　俺の身体は、誰かを助けられたはずだ。
　
　そう信じる。」


「きっとその誰かは、見知らぬあなたに
　ありがとうって、一生思い続けるわね。」




「弦結。
　ならもう、思い残すことはない？」

「そうだな。

誰かを助けられたなら、
　
俺の人生は

そう悪いものじゃなかった。
　
そう思えるよ。」

「俺は、消えるのか？」
「思い残すことがなければ。」



「あいつらも、

　俺みたいな報われた気持ちになってさ、
　
　みんなで、この世界から去れればいいなって。
　
　また新しい人生も悪くないってさ。」
「でしょ。」



「ん？ちょっと待て。
　お前はもしかして、この気持ちをみんなに知ってもらいたかったのか？」
「知らなかった？」




なんて空回りをしてきたんだ。こいつとあいつらは！
そしてこいつの不器用さといったら！



「真面目に授業を受けたら幸せなのか？
　部活動したら、満たされるのか？」
「だって、ここに来るのはみんな、
　青春時代をまともに過ごせなかった人たちだもの。」



「そうなのか？」
「知らなかった？」
「知らねぇよ！つか、そんなこと、どうやったらわかるんだよ！」
「見てて気づかなかった？」


そうか・・・
ここは、若者たちの魂の救済場所だったんだ
日向も、あのセカンドフライをとっていたら
報われて消えていたんだ
なんておせっかいをしちまったんだ、俺とユイは・・・

岩沢は、それを自分の力で達成して、報われて消えていった
誰もここに居たくて居るんじゃない
人生の理不尽に抗っているだけなんだ
それを奏はそうじゃないと
理不尽じゃない人生を教えてあげたくて
人並みの青春を送らせてあげたくて
ここに留まろうとする彼らを説得してきた

それが、なんて皮肉な話だ
それだけの話だったのに、お互いの信念を貫くために対立し
やがて武器まで作り出して
今じゃ、抗争の毎日だ


あいつらの仲間であり、
奏の味方でも居られる俺がなんとかしなくてはいけないんじゃないか？


「わかったよ奏。

　卒業させよう。ここから、みんなを。」



天使ちゃんがあっさりネタ晴らししてくれましたねｗ
いや、その方が、今まで空回りしてきたんだってことが
実感できてよかったですが。

今回は作画が本当によかったです。
手の動きとか、細かいところもしっかりしていて
文句のつけようがないくらいでした。
多分、今までで一番よかった・・・・・

天使ちゃんが「弦結」って呼んだときは胸がキュンキュンしました＾＾

あとはBGM
音無たちがドナー登録するときのBGMや、
音無が満足した、といっているときのBGMが物凄くよかったです。
これはCD買い決定ですね。


で、ネタ晴らししたはいいけど残りが3話なワケで・・・・
これから成仏ラッシュなんでしょうかね・・・


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